※会話文only


「土方さん、さっきから門の前で何ウロウロしてんですかィ?」
「・・・ちっ。うるせーな、関係ねーだろ」
「邪魔なんです、存在が(ボソ)」
「おいいいい!今何か言っただろ!?」
「・・・もしかしてさんですかィ?」
「・・・」
「まさか帰ってこないから心配してウロウロしてるとか?」
「・・・」
「今17時ですぜ?あーあ、こんな過保護な彼氏でさんかわいそー」
「うっるせえんだよ!つか、お前も知ってんだろ、あいつのこと」
「ああ、そういやさん方向音痴でしたっけ?」
「もう何年も屯所にいんのに、未だに道覚えらんねーんだよ」
「それ、ただの馬鹿でしょ」
「・・・」
「おーい」
「あ、万事屋の旦那」
「んだよ、お前かよ」
「おいおい、随分な態度だな」
「お前なんてお呼びじゃねーんだよ」
「あーあ、せっかくちゃん連れてきれやったっつーのに」
「!?」
「あ、ホントだ」
「・・・どうも〜、ただいま戻りました」
「万事屋の近くで迷子になってるとこ拾ってやったんだぜ、感謝しろ」
「お前、またあの辺行ったのかよ!?」
「いえ・・・行ったつもりはなかったんですけど、気づいたら万事屋さんの近くでした」
「相変わらず方向音痴ですぜ」
「おい、とにかく俺に感謝しろ。お礼はそうだな・・・これくらいで良いから」
、お前何回迷子になったら気済むんだよ?」
「ごめんなさい・・・怒ってます?」
「あれ?ちょっとちょっと、銀さんのこと無視してない?」
「つーか心配すんだよ、帰り遅いと」
「(遅いってまだ17時なんだけど)」
「最近このあたりも物騒だしな」
「んー、でも夕飯の買い物とか今くらいが安くなるんですよ」
「銀さんここにいるよ!気づいてあげて!」
「旦那・・・、土方の野郎は馬鹿だからさんのことしか見えてないようですぜ」
「・・・じゃあ、どうしろっていうんですか!!」
「うおっ!」
「え、何?ちゃん、俺うるさかった?」
「ついにさんが逆ギレしたみたいですねィ」
ちゃんってそういう子なの!?」
「基本おっとりだけど、土方のうざさっぷりに腹でも立ったんじゃないですかねィ」
「お前ら、さっきからうるせーんだよおおお!」
「土方さんのほうがうるさい!」
「「「・・・」」」
「あ、ごめんなさい・・・でも、土方さんたちに美味しいご飯食べてほしくて」
「・・・」
「色々なお店で少しでも美味しい食材手に入れたくて・・・つい遠くまで行っちゃうんです」
「いやー、今時にしては珍しく良い子だね!な、沖田くん!」
「旦那、空気読んで下せぇ」
「分かった」
「え?」
「遠くまで行くときは俺に声かけろ」
「ええ!?何言ってるんですか!?」
「心配なんだよ。だったら一緒に着いてった方が良い」
「でも・・・土方さんすごく忙しいのにご迷惑に」
「ならねぇ。俺達はそういう関係じゃねーだろ」
「・・・そうかもしれませんけど」
「つーかお前・・・もう俺の傍から離れんな」
「・・・え!?」
「何ソレ!まさかそれプロポーズのつもり?」
「違えええええ!つかお前いつまでいんだよ!」
「恥ずかしがっちゃって。分かりにくいプロポーズでちゃん可哀相〜」
「え?え?まさか今のがプロポーズ?そんなんで女は喜びませんぜィ」
「違えって言ってんだろォ!プロポーズは明日すんだよ!」
「え」
「え」
「え」
「あ」
「「「・・・」」」」
「・・・あの、何かドンマイ。俺帰るわ」
「じゃあ俺も戻るとしやすか。バカップル見るの飽きてきやしたし」
「あの・・・土方さん?」
「・・・明日はちょうど2年だろ?」
「え、付き合い始めた日覚えてくれてたんですか!?」
「柄じゃねーが・・・こういうことくらいはちゃんとしねーとな」
「・・・土方さん」
「とりあえず明日まで待っとけ」
「・・・はい」
「明日は最高な一日にしてやるから」





本番はまだ
終わらない

(やべっ、緊張してきた。プロポーズってこんなに緊張すんのか)



2012.8.12〜2013.8.11