ふと朝日の眩しさで目を覚ますと、重みを感じた。
ああ、そうだ。晋助さんが私を抱き枕状態にしてるから、晋助さんの左腕が私に乗っかっているんだ。 私は私で晋助さんの右腕を枕にしちゃってるから、おあいこなんだろうけど。眠たい目をパチパチと 繰り返しうっすら開く。横を見ると晋助さんの寝顔だ。おお!これは珍しい。晋助さんの寝顔が見れるなんて ラッキーだ。大体いつもは晋助さんのほうが早く目覚めてる(というか晋助さんには隙がない)から、 目を覚ますと晋助さんが私の顔を見てるので、私はそれに気づいて寝顔を見られていたことが恥ずかしくて 「きゃあ」と布団を被ってしまう。でも、そんな小さな抵抗は毎度のことながら意味もなく「余計な事してん じゃねェ」と言われて晋助さんに布団をペロリとはがされて、朝だというのに熱いキスまでくれるのだ。 だから、今日みたいに晋助さんの寝顔を見れるのはラッキーで仕方ない!それにしても・・・


「キレイな寝顔」


晋助さんがキレイな顔をしていることくらい、私だって分かってるけど寝顔となるとまた別の良さがある なぁ。はっ!こんな事を考えていたらまた子ちゃんに「また惚気っスか?」とか言われてしまう・・・! でもカッコイイものはカッコイイのだから仕方がない。というか今更ながら私が横に居ても良いのかな? もうっ、この人何でこんなにカッコイイのよ!


・・・お前ェ、何してんだァ」
「はっ・・・!し、晋助さん!お早うございます!」


寝転がったまま晋助さんの顔に見惚れていたら、いつの間にか晋助さんが起きたらしく声をかけられ 吃驚した。「何で顔赤ェんだよ?」と聞かれてしまったので、私の顔は更に熱を持ち「い、いえっ、あのっ」と しどろもどろになってしまった。あなたの顔がカッコイイからなんて言えません!
私がワタワタしてると私の腰付近にあった晋助さんの左腕にぐっと力が入って、引き寄せられた。あああああ! さっきだって至近距離だったのに、より近い!近すぎるうううう!


「し、晋助さん!ち、近いです!」
「今更何言ってやがんだ」
「それとこれとはまた違うんですよ!」


心の中でうわああと叫びながらドキドキしていると、晋助さんの手は私の頭へと移動した。晋助さんは 私より頭一つ分大きいので、私は胸元にピトリとくっつく形になった。うわ、近くてすごいドキドキするけど、 何故かすごい落ち着く。晋助さんの肌の温もりがすごく温かくて、離れたくない。そのまま頭をポンポン としてくれる晋助さんがいつもとは違う感じがして、それがまた嬉しい。まだ寝ぼけてるのかな・・・? 何だかすごい甘やかされているような気分になってウットリしていたけど・・・


「晋助さん。私、朝ご飯作らなきゃいけないんですけど」
「・・・あァ」
「晋助さん、聞いてますか!?」
「・・・うるせェなァ」
「困るのは晋助さんですよ!?」
「もう少しこうしてろ」


いつもの飄々としてる晋助さんじゃなくて、何だか可愛く思えた。(こんなことを言ったら殺されるかもしれないけど) ふふ、眠たそうにしてる晋助さんも良いなぁ。でも、このままこの状態でいて朝ご飯を作らないでいたら、 晋助さんが目をスッキリ覚ました時に絶対怒られる気がする。いやあああ!私は晋助さんに怒られたことって ないけど、よく万斉さんとかが怒られてるのは見てる。だからコワイィィィィィ!


「こうしていたいのは山々なんですけど、晋助さん絶対あとで怒りますよね?」
「・・・」
「(寝ちゃったのかな?)私、怒られるの嫌ですよ!」
「・・・」
「私、怒られたら泣いちゃいますからね!」
「・・・うるさくて寝れねェ」
「じゃあ起きれば・・・きゃっ!」


晋助さんが反応してくれないので、脅すように言うとようやく反応してくれた。寝ちゃったかと思ったら やっぱり寝たフリだったのね!晋助さん、朝苦手そうだし。(実際苦手なんだけど)けど、晋助さんは 寝てはいなかった。私がうるさかったからかもしれないけど、起きた。起きた途端、肩を掴まれ晋助さんの ほうに向けていた体は仰向けにされた。ひいいいいい!天井と晋助さんんん!?え、殺される?殺されちゃう?そんなに起こした のいけなかった?


「おい、責任取れよ」
「え?え?私を殺す気ですか!?(いやー!)」
「あァ?何言ってんだ、お前ェ」
「だって晋助さん、さっきまで眠そうだったのに今は楽しそうなんですもん」
「・・・俺を起こした責任はしっかりと取ってもらうからなァ」
「責任って・・・え!?え・・・んぅっ!」


ふー、殺されないで済んだ・・・じゃなーい!!え、ちょっと待って。責任ってどういう事?え、キス されちゃってるんだけど、どうすれば良いの!?というか、これじゃあ結局いつもの朝と一緒じゃ ないですかっ。いや、いつもより・・・うん。朝だっていうのに食べられるようにキスされ、そのまま 口内を犯されてしまう。晋助さんの舌が、私の舌を絡めとるだけで私は「は・・・んぅ」と息が上がってしまって 恥ずかしいったらありゃしない。朝だっていうのにもう何か厭らしい音しか聞こえなくて恥ずかしくなってしまった。 爽やかな朝日帰ってこーい!でも・・・いつもより長くて激しくて、優しいキスだった。


「し、晋助さん!ちょっ・・・」
。朝飯がねェならお前をこのまま食うまでだな」
「な!晋助さんが作りに行かせてくれなかったんじゃないですか!」
「あァ?知らねェなァ」
「思いっきり笑ってるくせに何言ってるんですか・・・ひゃ!」


そのまま首筋に舌を這わされ、くすぐったくて仕方がない。いや、むしろくすぐったいとかそういうレベルの話 じゃなくて!いつの間にか晋助さんの手は服の中に侵入してるし!・・・まさか狙ってたんじゃ!? ひいいいいい!でも、ちゃんともう片方の手を絡めて繋いでくれているのはすごい嬉しかった。


たまにならこんな朝でも良いかなと思えた1日でした!(たまにだけどね!)







朝が大好きな理由


(毎朝こうすりゃ良いんだなァ)(何言ってるんですか!私の体が持ちませんよ!)