※梵天軸のお話となります


その日は人生でいちばん最悪な日だったと言っても過言では無いかもしれない。


 仕事でクタクタになった足を引き摺るようにしながら帰路に着く。結婚しようとダイヤの指輪を渡して来た男と一緒に住んでいた1LDKの部屋。いつも通り帰ると、わたしが選んだアロマディフューザーの香りが、外国のお菓子みたいに甘い香水のニオイに上書きされているような印象を受けた。わたしに愛の言葉を述べた男は、わたしの知らない女性をわたしといつも一緒に寝ているベッドの上で抱いていた。何となく浮気をしていることは察していたけど、よりによって肌が重なり合っている現場を見てしまうと流石に思考回路が停止する。「あー…悪いけど他に好きな人出来たから」と、まるで近所のコンビニ行ってくるみたいな感覚で言うもんだから「そっか、分かった」と、こちらも行ってらっしゃい程度にしか返事が返せなかった。もう帰って来なくていいよ、なんて言えずむしろわたしの方が邪魔者みたい。仲間外れされて居心地が悪くなった子どもみたいに逃げ出した。適当に電車に乗り、適当に降りた街で、適当に目についたバーに入ると、少しだけ気持ちが落ち着いた。店内は壁いっぱいにワインが並んでおり、明るすぎも暗すぎもしない照明が大人の上品さのような雰囲気を演出している。女性ひとりカウンターに座っていても、居心地が良かった。
 正直、傷心は思ったほどしていない。逆にそんな自分に傷づいてしまいそうになる。今思えば、わたしはあの人を好きだったのではなく、わたしのことを好きだと言っていたあの人に縋っていただけなのだろう。周りに合わせるようにしあわせな女を演じていたけど、本当は別に最初から満たされてなんていなかった。ただ、やっぱり孤独になったという虚しさみたいなものがじわじわと心を侵食してくる。

「おねーさん、ひとり?」
「奢るからいっしょに飲まない?」

 今更そんな下らない自己分析みたいな事をぼんやり考えていると、この落ち着いたお店の雰囲気にはあまり似つかわしくない二人組の男性に声を掛けられた。さみしい女とでも思われているのだろう。当たり前のように触れられる肩に、嫌悪感を抱いてしまう。こういう時、愛想笑いのひとつでも出来る女性だったら人生また違っていたのだろうか。

「お待たせー」

 更にもう一人、明らかに嘘くさい笑みを仮面みたいに貼りつけた男性が声を掛けてきた。頭の中が余計に混乱して、何度もまばたきをしてしまう。「悪いけど、このオネーさんオレと待ち合わせしてるから」と言ってくれていたので、助け舟を出してくれているんだろうと察した。一目見て、容姿的にも雰囲気的にも「普通」で埋め尽くされている自分とは住む世界が絶対に違う人間だと言い切れる。助けてくれた男性が「外出ろ」と温度の無い声音で二人に向かって言うと、顔面蒼白した彼らは小さな声で「は、灰谷さん…!す、すみません」と謝っていて、3人でお店を出て行ってしまった。暫くすると、助けてくれた男性だけが店内に戻ってくる。

「あの、ありがとうございました」
「どーいたしまして、つーかこっちの責任でもあるし」
「もしかして知り合いですか?」
「まぁそんなとこ」

 3つほど離れた席に座った彼は、常連なのか慣れた様子でマスターと会話をしており、グラスの中の氷をカラリと揺らした。その光景があまりにも優雅で、こんな人間がこの世に存在しているんだと、自分がいかに狭い世界で生きてきたかということを思い知らされたような気がした。

「それ、つけてた方が良いんじゃねーの?」
「ああ…でもこれはもうつけられないんです」

 テーブルの上に乱雑に置いていたダイヤの指輪が目に入ったのだろう。グラスを持ち上げた際、鬱陶しいくらいの輝きが目に入ってしまって、虹彩が焦げてしまいそうなほどの眩しさに苛立って外してしまった。聞いてきたくせに大して興味が無さそうに「ふーん」とだけ返される。それ以降、特に会話をすることもなく2杯ほど飲んだところでお会計をしようとするとバーテンダーさんにすでに会計済だと伝えられた。その視線の先にいる彼は、先程飲んでいたお酒とは別の度数高めのお酒を飲んでいるにも関わらず、夜に溶けてしまいそうなほど美しい表情はずっと変わらない。

「迷惑かけたお詫び」
「え、むしろ助けてもらったんですけど」
「んー…そう思ってくれんなら、コレ」
「何ですか、これ」
「さみしくなったら連絡して」

 まるでフィクションみたいなロマンス展開に驚いたけど、そこまで自惚れているつもりは無い。多分連絡することは無いだろうけど曖昧な返事をしてお店を出ることにした。そろそろ浮気相手の女性も帰っているだろう。荷物を纏めなければと、今日で終わりを告げるかなしい部屋へと向かう。

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 その日は人生でいちばん最高な日だったと言っても過言では無いかもしれない。


 初めてと出逢ったのは、組織が経営に絡んでいる麻布のバーだった。たまたま状況の確認を兼ねて店に行くと、組織でヘマをして逃げていた末端連中に運良く遭遇した。その場に偶然居合わせたのがだ。バーにひとりで来る女の思考回路なんて、ある程度予想がつく。放り捨てられるように無造作に置かれたダイヤの指輪で、男と上手くいっていない典型かと思いきや、静かなライトに照らされているその表情は少し違っていたように思う。ホワイトルシアンが注がれたグラスの縁を、細長い指で撫でる姿がやたらと婀娜っぽく映った。初めてと会ったその日が、脳裏にこびりついて忘れられない日になった。

 連絡しろと言ったのに、一ヶ月ほど経っても一向に連絡をしてくる気配が無い。ありふれた日常のたったひとかけら、少しの時間を共有しただけなのにやたらと気になって、自然とバーに足が向いてしまう。いつもより短い間隔で店に来たオレに、バーテンダーは少し驚いていたようだった。

「一カ月くらい前に来てた女、あれから来た?」
「…あぁ、指輪を置いていた女性ですね。見掛けていないと思います」

 あの日この店には初めて来たようだったから、もしかしたらもう来ないかもしれない。それなのに、純粋無垢なガキみたいに偶然という名の必然が起きないかを心の隅っこで期待している自分がいるのを感じて、ガラにもなく悪酔いしそうになった。暫くすると、躊躇いがちに店のドアがゆっくりと開き、仕事を終えたであろうあの女が入ってきた。目が合うと「あ、こんばんは」と小さく会釈される。

「連絡くんねーからオレさみしかったんだけど〜?」
「すみません、わたしは別にさみしくなかったので」

 揶揄うように言ったのに、こうも無欲恬淡と返されると調子が狂う。そういえば、さみしくなったら連絡しろって言ったっけ。じゃあ単純に連絡しろとだけ言ったらしてきただろうか。否、多分この女はしてこない。「引っ越しとかで忙しくて」と話す女は、以前会ったときより少しだけ表情がやわらかくなってるような気がして、たまに目が合うと濁っているわけでも輝いているわけでも無いその虹彩に、不思議と心臓が握られるみたいな感覚を味わった。
 ホワイトルシアンばかり飲む女だ、レディキラーと呼ばれる他のカクテルを使って何かしようとしても無意味に違いない。けど、今まで無意味だと思っていた「女の話を聞く」という行為に楽しさを感じている自分が滑稽に思えた。席は離れているけど、一緒に飲んでいるのと同じくらいの距離感で会話が続く。その日は心地好く酔えたような気がした。

「兄貴、最近よく麻布のバーに行くよな」
「あー、そうだな」
「お目当ての女でもいんの?」
「まぁそんなとこ」

 竜胆の目にも、オレの行動は不思議に映っていたらしい。竜胆が運転する車の中で一般社会に生きている人間たちがするような他愛も無い話を繰り広げていると、オレたちも普通の兄弟だななんて下らない事を思ったりした。
 あれからあのバーに何回ほど行っただろうか。2週間置きくらいに女が現れる金曜日の夜に、密会を重ねるみたいな気持ちで限られた時間を共有していた。金曜日の夜、ということは次の土曜日は世間の会社員と同じで恐らく休みな筈。あの手この手で次の店や自分の部屋へ誘ってみたけど、は必ず断るし0時前には必ず店を出て帰っていく。

「兄貴が夢中になるほどの美人なのかよ」
「いや、別に」
「じゃあ、めちゃくちゃ顔が可愛いとか?」
「んー、ふつー」
「意外過ぎんだけど」
「普通の女なのに自分だけには特別に見えることってあんだろ?」

 今までは、特に自分から何かをしなくてもある程度の女は寄ってきたし、仮にそうでなくても少し攻めればどんな女の牙城も崩せていたと思う。なかなか手に入らないからとかじゃなくて、今の距離感をゆっくり詰めていく過程を楽しんでいる自分がいる。それが少し心地悪くもあるし心地好くもある。

「それ、ただの本気じゃん」

 静かな車内に、竜胆のその言葉だけが鮮明に響くように感じた。竜胆は何気なく言ったつもりなんだろうけど、その言葉に少し瞳孔が開く。「…そーだな」と緩やかな笑みを浮かべて返すと、車はバー近くの路地に到着した。

▲▽▲


 彼の名前は「灰谷蘭」と言うらしい。正直、本名なのか偽名なのかさえ疑問を持ってしまうけど、特に追及するつもりは無かった。
 初めて会った後、しばらく引っ越し関連の手続きに追われて落ち着かない日々を過ごしていた。半ば強引に渡された連絡先の事は覚えていたけど、アバンチュールをするほど若いわけでも無い。彼にとってはわたしは多数いる女性のうちのひとりだろうと、特に気にせず過ごしていた。ようやくプライベートも仕事も落ち着いたので、ひさびさにあの時訪れたバーに顔を出してみた。こういう場所によく行くわけでも無かったので、扉が少し重く感じてしまう。けど、あの時に飲んだホワイトルシアンの味が忘れられなくて、再び訪れたくなった。偶然にもあの時出逢った彼がいて、相変わらず品の良さそうなスーツを纏っているのに、漂っている雰囲気は何とも形容し難い。他人に興味なんて無さそうに見えたけど、意外と話を聞いてくれる。わたしもあまり自分の話をする方ではないけれど、恋人もいなくなって他愛も無い話を出来る人がいるという感覚に少し嬉々とした感情を抱いてしまった。それから何回かこのバーで会うと、自然と一緒に飲むようになっていて、離れていた席はいつしか隣になっていた。たまに沈黙が生まれても、その時間さえお互いを共有出来てるような感覚に浸ってしまう。

「…それ、どーした?」

 初めて会った日から半年くらいが経っただろうか。人生で一番最悪な日を更新してしまったかもしれない。一週間の仕事が終わり、すでに夜は深さを増している時間だった。ひとり暮らしを始めたマンションに帰ると、元恋人が突然現れたのだ。話を聞くとお金を貸して欲しいとのこと。つくづく、わたしはこの人のどこを好きになったのだろうと自分に辟易してしまう。当然断ると、いきなり腕を強く掴まれて頬を思いっきり叩かれた。何が起きたか分からなかった。頬を叩く音が、耳殻を経て脳髄に直接刺激してきたように感じてしまうくらい衝撃的だった。彼も罪悪感の表情をほんの一瞬浮かべたけど、恐らく必死なのだろう。「また来る」とだけ言い残して逃げるように去って行った。二人で住んでいた部屋を出ていく前に、連絡先を念のため教えていたのが仇になってしまったようだ。お金を貸さない限りまた来るのだろうと思うと、このまま部屋でひとり過ごすのが少しこわくなって、いつものバーに逃げるように行くことにした。わたしが唯一逃げられる場所である。
 今日はいつもより遅い時間に入店したけど、相変わらず灰谷さんはカウンターでわたしを待っているかのようにひとりでお酒を飲んでいる。もちろん、わたしを待っているわけで無いことは分かっているけど。

「転んじゃって」

 いつも滅多に表情を変えず、悠然としている灰谷さんの顔が驚きで少し歪んだ。この人でも驚くことあるんだ、なんて思ったけどきっとわたしの顔が相当酷いのだろう。鏡なんて見る気持ちの余裕は皆無で、ただひたすらにこのバーを目指した。叩かれた顔を隠そうとしたのか、それとも潜在的に在る自分の惨めさが顔を俯かせたのか、どちらかは分からないけどあまり人に見られずに此処まで来れたと思う。

「ウソ下手過ぎだろ」
「嘘じゃないです」

 人生に転んだようなものだ。今回お金を貸したとしても、きっとこの先もエンドレスで搾取される。大して好きでも無かったのに、誤魔化した愛でしあわせを取り繕うようにズルズルと付き合ってきた報いだろうか。いつものホワイトルシアンが、少し口内に染みて痛い。口の中も切れているのだろう、顔を歪ませていると灰谷さんの大きな手がわたしの痛みを伴っている頬にやさしく触れた。その見た目に反して、花に触れるみたいにやさしく丁寧に触れてくれるから、心臓がぎゅっと握りしめられるみたいに苦しくなる。冷たいけど、ゆびさきや手の平が触れて灰谷さんの温度を感じると、この人も生きているんだなとワケの分からないことを思ってしまった。「灰谷さんってちゃんと人間だったんですね」と言うと「何だそれ。オレを何だと思ってんだよ」とやさしく笑って言われるから、今日はもしかしたらそんなに最悪な日では無いのかもと思ってしまった。灰谷さんはマスターに氷嚢を持ってくるように頼んでくれて「冷たいけど我慢な」と言って頬にあててくれる。

「…優しいんですね」
「オマエにだけな」
「またそういうこと言って…でも、ありがとうございます」

 きっと見せかけだけの甘い言葉に、魔法にでもかかったみたいに惹かれてしまいそうになるけど、瞼を閉じるみたいにそんな自分のこころに蓋をする。大して好きで無いと認識していた相手とでさえ、別れた直後はさみしさだとか虚しさだとか、それなりのダメージがあった。この人を好きだと自覚した瞬間、恐らく今の関係は終わってしまう。その時にやってくるであろうさみしさに、今は耐えられる自信が無い。いつも帰る時間の0時はもうとっくに過ぎていた。これがおとぎ話なら、魔法はもう解ける。
 終電が微妙な時間な事を心配しながら店の外に出ると、目の前にはタクシーが止まっていた。どうやら灰谷さんが呼んでくれていたらしい。外まで見送りに来てくれた灰谷さんに「タクシー呼んでくれたんですか?」と聞けば「送り狼になっても良いんならオレが送るけど?」といつも通り艶然と微笑まれる。普段ならすぐに「結構です」と言えるのに、今夜は自分のふたつの瞳が揺蕩うのを自覚した。きっと殴られたショックもあって、普段は強く結んでいるこころが少し綻んでいるに違いない。必死に作った笑顔で「遠慮します」といつも通りなわたしを装ってタクシーに乗り込む。マンションの前に到着すると、料金はすでに前払いされていた。

 そんな怒涛の週末を終え、鬱々とした月曜日を何とか終えてようやく住み慣れてきたひとり暮らしの部屋へ帰る。けど、もしまたマンションの前で元恋人に待ち伏せされていたらどうしようだとか、また殴られたりしたらどうしようとか、そんな不安がこころを圧迫していく。今日も仕事で遅くなってしまい、すでに時計の針は22時を回っていた。仕事用に履いている7cmのハイヒールを今すぐ脱ぎ捨てたいくらい、二本の脚はもう悲鳴を上げそうだ。もし仮に追いかけられたとしても、逃げられないような気がする。

「えっ…」

 会社のセキュリティゲートに社員証カードを翳して外に出ると、スマホを眺めながらガードレールに腰掛けている灰谷さんがいた。後ろの道路を走る車のテールランプをスポットライトみたいにしてるんじゃないかと錯覚してしまいそうになるくらい、彼しか見えなかった。あまり人が歩いていない時間だけど、良くも悪くも目立っている。彼はわたしに気づくと、嘘を並べた笑顔じゃなく、最近見せてくれるようになった少し甘ったるい表情をこちらへ向けてくる。きっと彼の周りにいる多くの女性は、この双眸に魅了されているのだろう。

「ど、どうしたんですか?なんでこんなとこに?え?」
「呼ばれたかと思って」

 まるで恋人同士かと惑わされるみたいにやわらかい笑みが向けられて、当たり前みたいに頭を愛しむように撫でられる。確かに誰か一緒に帰ってくれたらとか傍にいてくれたら良いなと、新しい恋人もいないくせにそんな願望を抱いてしまったけど。まさか無意識のうちに連絡してしまったのだろうか。焦って自分のスマホを確認するけど、発信履歴は特に無かった。不思議に思って彼を見つめても、絶対わたしが疑問を持っていることを理解しているくせに「こんな時間まで働いてて偉いなー」としか言わない。

「あの、」
「心配しなくてもあの男はもう現れねーよ」
「え、どうしてですか?」
「んー…オレが傍にいるから」

 答えになっていない答えを返されて、タクシーに乗せられて連れられるままにいつものバーに連れて行かれる。タクシーに乗っている間、ずっと手を繋がれていてようやく気づいたけど、わたしはもしかしたら不安から肩に掛けている通勤用のバッグの取っ手を強く握っていたのかもしれない。今はお互いの指と指が絡むように繋がっているおかげで、けど何故繋がっているのか分からない躊躇いが生まれて、自然と力が程よく抜ける。灰谷さんは何も言わず、窓枠に頬杖をつきながら変わりゆく都会のネオンを味わうかのようにいつもの笑みを浮かべていた。
 月曜日だからか、店内はいつもより静寂に包まれているような気がする。いつものカウンターに並んで座ると、もう何も言わなくてもホワイトルシアンが出されるようになっていた。灰谷さんは今日はロングカクテルなのだろうか、氷の揺れる音が耳を澄ませなくても分かるくらい美しく響いた。

「どうしてわたしが考えてることが分かったんですか?」
「…知りたい?」
「知りたい、です」
「ほんとに分かんねぇの?」

 真っ直ぐに向けられたふたつのまなざしが、時を止めるようにわたしの心臓に突き刺さる。熱さと甘さを帯びたまなざしから逃げるように、カクテルに視線を落とした。いつもはそのまま飲むホワイトルシアンをマドラーでかき混ぜると、白の生クリームと黒のコーヒーリキュールがだんだんと一緒になっていく。その手に上から大きな手がゆっくりと重ねられて、グラスにくちびるをつける代わりに、彼のくちびるがわたしのくちびるに緩やかに重なった。

「オレの最後の女になってくれんなら教えてやってもいーけど?」

 おそらく一緒であろうこの感情を抱くのに、明確な契機や鮮明な理由なんて、必要無いのかもしれない。重なったくちびるからは一切お酒の味がしなくて、ふたつに分かれていた世界がこれからゆっくり解け合っていくのだろうと感じた。